ゆるりと自然体で描く砥部焼
杉浦綾
2021年8月6日~9月5日開催のSETOUCHI LIFE DESIGN MARKET 販売作品に関する記事です。
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砥部焼のスギウラ工房 杉浦綾さん。伝統工芸品の砥部焼に斬新で愛らしい作家の手仕事がプラスされた、暮らしにしっくりと馴染む器を作られる陶芸家です。 杉浦さんとの出会い、個性あふれる作り手が暮らす街、愛媛県大洲の方々とのご縁でつながり、オリジナルで可愛いカモメの箸置きを作っていただいたのがはじまりです。
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15歳まで新潟で暮らし、東京の美大を出た後、ケーブルテレビの番組制作をされていましたが、美大で出会った旦那さまと共に、ものづくりは好きで続けていました。
その様子を見ていたご両親に「今度砥部という焼き物の町に引っ越すのだけど、君たちも来ないか?窯をもったらいいよ、すごく窯の数は多いし産地だから」と誘われたことから、ご夫婦で愛媛に移住することになったそうです。
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砥部焼の魅力は真っ白な地に呉須(ゴス)の青で絵付けされた、かっこよさ。厚みのある感じ、使い勝手の良さ、すごく丈夫なところなんだそうです。
崩し卍だったり、豆絞り、麻の葉のような伝統的な古典柄をベースに、オリジナルのモチーフをプラスした杉浦さん独特の世界観は見る人を虜にします。
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今回は、4つの「染付け手びねり獅子壺」を届けてくださいました。ひも状にした土をぐるぐると巻き、手びねりで筒の部分を作った1点モノ。
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染付には、最近お気に入りの獅子をチョイス。杉浦さんの飼っているプードルにどこか似ているんだとか。。。
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そのままお部屋に飾っても、一輪挿しとして花を飾っても、チャーミングな佇まいで目にするたびに幸せな気分にさせてくれます。
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スギウラ工房 杉浦 綾
1972年 新潟県新潟市生まれ
東京造形大学デザイン科卒業
愛知県瀬戸窯業高校専攻科修了
2000年 愛媛県砥部町にてスギウラ工房開窯
スギウラ工房HP
https://sugiurakoubow.blogspot.com/